
エジプトの洞窟での盛大な讃美集会 インマヌエル(神は我らと共におられる)という賛美
この動画は、エジプトの洞窟教会で行われた壮大な賛美集会の様子です。
コプト正教徒、カトリック、プロテスタント——エジプトのあらゆる教派のクリスチャンが七万人以上集い、夕方6時から翌朝6時まで、12時間にも及ぶ賛美と祈りのひとときを共にしました。
エジプトではこの半世紀、教会が過激派によって爆破され、多くのエジプト人クリスチャンが命を奪われてきました。そうした激しい迫害と悲しみの中でこそ、この賛美集会の意義は際立つものです。
こうした大規模なキリスト者の集いは、しばしば過激派の標的となる危険を伴います。それでも、そこに集ったエジプトの信徒たちの、喜びを湛えた表情に心を打たれます。

彼らの姿には、イエス・キリストの御言葉に従い、「敵を愛し、暴力には暴力で返さず、祈りと賛美と愛をもって応答する」という信仰の姿勢が、深く息づいているように感じられます。
また、この集会の中では、教派を超えた赦しと和解の出来事もあったと言われています。霊的な高慢や偏見、対立といった分断の原因に光が当てられ、異なる教派に属する教職者や信徒たちが、互いの前にへりくだり、赦しを求め合う場面もあったとのことです。
この映像から、分断と争いの続く中東のただ中にあって、信仰を通して与えられる真の和解と一致の希望を力強く伝えているように感じました。 歌声の一つひとつに、「インマヌエル ― 神は私たちと共におられる」という福音の確かな現実が、豊かに証しされているように思われます。
